so tired

仮想化、ハードウェアなどの技術メモ

Web Client 6.5 Enhanced Authentication Plugin が動かないときのトラブルシュート

Web ClientのWindows認証を有効化するために「Enhanced Authentication Plugin (旧Client Integration Plugin)」を導入しているときに、なぜかプラグインが動かずWindows認証のチェックボックスが選択できないことがあります。
f:id:hs_31:20180329124315p:plain

この問題のトラブルシュート方法をまとめました。

1. サービスが起動しているか
プラグインWindowsのサービスとして実行されている必要がありますが、まれに自動起動に失敗していることがあります。
Windowsのサービス一覧で [VMware Cip Message Proxy Service] が起動していることを確認します。
起動していない場合、起動させます。

2. vmware-plugin の名前解決ができるか
通常であればインストール時にhostsに下記のエントリが追加されており名前解決できます。

127.0.0.1 vmware-plugin
::1 vmware-plugin

ping等で名前解決と疎通ができることを確認します。
名前解決できない場合、hostsにエントリを追加します。
疎通できない場合、Windowsファイアウォール等でブロックされていないかを確認します。

3. 該当ポートに通信ができるか
telnet等でプラグインの利用ポート向けに疎通できることを確認します。

telnet vmware-plugin 8094

疎通できない場合、Windowsファイアウォール等でブロックされていないかを確認します。

4. 証明書のエラーがないか
ブラウザでWeb Clientのログイン画面にアクセスし、デバッグコンソールを開き、プラグイン向けのアクセスにてエラーが起きていないかを確認します。
画面はChromeデバッグコンソールのセキュリティタブで証明書エラーが起きている様子。
f:id:hs_31:20180329125453p:plain

これが発生している場合、該当の証明書を許容するために一度 https://vmware-plugin:8094 宛にChromeでアクセスします。
Advanced - Proceed と選択して証明書を許容するようにします。

  • 参考

vCenter 6.5 Enhanced Authentication Plugin Not Working | JonKensy.com
https://communities-gbot.vmware.com/thread/559992