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仮想化、ハードウェアなどの技術メモ

SASでRDMを構成する

SASストレージをデータトストアとして使うIBM BladeCenterSで異なるESXiホスト上のVM同士でMSFC構成を作ったのでメモ。

環境

【ホスト】
 ・ESXiホスト1
  vmware ESXi4.1 update1
  vm1(Windows Server 2008 R2 Enterprise)をホスト
 ・ESXiホスト2
  vmware ESXi4.1 update1
  vm2(Windows Server 2008 R2 Enterprise)をホスト
【ストレージ】
 ・LUN1 …VM用データストア(ESXiホスト1,2にマッピング)
 ・LUN2 …クラスタ構成用のクォーラムディスク(VM1,2にマッピング)
 ・LUN3 …クラスタ構成用のデータ領域(VM1,2にマッピング)

SASストレージ上のLUNを仮想マシンにマッピングする方法

MSFCを構成するには仮想マシン上から直接LUNにアクセスする必要があるため、RawDeviceMappingを構成する。
SAS共有ストレージを使っている場合、GUI仮想マシンにRAWデバイスとしてボリュームを追加することはできないが、以下の方法で直接ESXiホストにマッピングファイルを作成することで、RDMを実現できる。

1.対象ESXiホストにSSHログインし、[/vmfs/devices/disks/]配下からマッピング対象のボリュームを探し、naa-ID(naa.から始まるボリューム識別名)をコピーする
2.以下コマンドを実行する。

vmkfstools -r <naa-ID> -a lsilogic <RDM_file_name>

… /vmfs/volumes/LUN1/対象仮想マシン(VM1,VM2)/マッピングファイル名(LUN2.vmdk、LUN3.vmdk等)

作成後、GUI上で[既存ディスクの追加]にて対象仮想マシンにマッピングファイルを追加する。

【参考】
Using Raw Device Mapping (RDM) with SAS attached storage